伐採は一度払えば終わりではなく、家が残る限り維持費は続きます。木ごと今のままの状態で手放すなら、伐採費を先に出さず、残せる木は残します。
「いくらかかりますか」に、ここで一つの数字を書くことはできません。屋敷林の伐採・切り株の掘り起こしは、解体費用の相場にまとめたとおり本数と大きさで大きく増えたり減ったりします。造園業者の見積は1本ごとで、木の高さ、幹の太さ、大型の工事機械が敷地に入れるか、電線や隣家との距離、切った幹と枝をどう運び出すかで、同じ本数でも金額が何倍にも開きます。処分費と切り株の掘り起こし(切り株を掘り起こすこと)は、伐採費とは別に見積もられるのが普通です。
目安として当社が使っている数字は二つだけです。普通の庭木なら、実家をどうするかのページに書いたとおり、草刈りと庭木の手入れで年3〜10万円。屋敷林の高木の枝打ちはこれには収まりません。そして、蔵や納屋、屋敷林まで含めて更地(建物を壊した、何もない土地)にする解体は、総額300万円を超えることが珍しくありません。この二つの間のどこかに、あなたの家の木の数字があります。
見落とされやすいのは、伐採は一度払えば終わりではないということです。木を切っても家は残り、固定資産税と保険と草刈りは続きます。空き家の維持費は年15〜40万円が目安で、木の手入れはその一部にすぎません。逆に、木を残して毎年手入れをするなら、その費用は家を手放すまでずっと続きます。どちらを選ぶにしても、「この家を最終的にどうするか」を先に決めないと、木にかけたお金が宙に浮きます。
頼み先は三つです。
- 造園業者。高木の枝打ち・伐採・切り株の掘り起こしまで一式で頼めます。砺波・南砺・小矢部には屋敷林の枝打ち・伐採を主な仕事にしている業者もあります。相見積を2社取り、「処分費・切り株の掘り起こし込みか」と「県外からの依頼に写真と電話でお引き受けできるか」を必ず確かめてください
- シルバー人材センター。草刈りと低い庭木の手入れは頼めますが、屋根より高い木や、はしごで上がる作業は受けられないことが多いです。各センターで受けられる範囲を確かめてください
- 森林組合。地域によっては、屋敷林の枝打ちを受けている森林組合があります。受けているかどうかは、各組合か市の窓口に確かめてください
当社は造園業ではないので、伐採そのものを請け負うことはしません。その代わり、木を切る前に「木ごとの家の値段」を無料でお伝えできます。伐採費を払ってから売るのと、木ごと今のままの状態で売るのとでは、手元に残る額が変わります。計算の順番は、伐採の見積と査定(いくらで買い取れるか値段を出すこと)を並べてから、です。