民泊の冬の運営(雪・凍結・断熱) ─ 宿の持ち主の方へ / 富山
富山で民泊を続けるなら、冬の段取りを先に決めます
富山の宿は、冬が本番です。屋根の雪、水道の凍結、寒さ。冬に起きることとその費用を、宿を始める前に運営の計画に入れます。民泊の管理業者で、工務店でもある当社が、月の順にまとめました。
民泊の冬の運営(雪・凍結・断熱) ─ 宿の持ち主の方へ / 富山
富山の宿は、冬が本番です。屋根の雪、水道の凍結、寒さ。冬に起きることとその費用を、宿を始める前に運営の計画に入れます。民泊の管理業者で、工務店でもある当社が、月の順にまとめました。
富山の宿は、冬が本番です。屋根に雪が乗る。日中に緩んで、夜に凍る。水道管は、人が泊まらない日が続くと凍って割れます。壊れやすいのは12〜2月で、壊れた所がはっきり見えるのは雪が消えた春です。冬の段取りを、月の順に並べます。
空き家の管理と違うのは、冬のあいだも泊まる人が来ることです。空き家の1年は県外から富山の空き家を管理する年間カレンダーにまとめています。このページは、宿として冬を越すための段取りを書いています。
宿には、泊まる人がいない日があります。人が泊まらない日が続くと、水道管は凍って割れます。富山県では、宅地の水道管が凍って壊れ、水漏れが相次いで大きな断水になった例があります。県は、使っていない水道管は水抜きをするよう案内しています(富山県 水道管の凍結による断水被害の防止について)。
止水栓を閉めるだけでは、足りません。管の中に残った水が凍って膨らみ、管や継手が割れます。水を止める、とは次の手順までを言います。
水を残す場合の注意。次の予約が近く、水を止めたくない日もあります。その場合は、日の当たらない場所やむき出しになった管と蛇口に保温材を巻き、冷え込みが予想される夜は蛇口から少し水を流しておく。これが富山県の案内する方法です。給湯器の凍結防止機能は通電が前提なので、水を残すなら電気も残します。凍ってしまった管に熱湯をかけてはいけません。管が破裂します。
宿では、次の予約の日にお湯がきちんと出ることが前提です。だから当社は、凍結対策を運営の計画に最初から入れます。凍って割れた管や、止まった給湯器は、業者を探さず当社が直しに行きます。
家主が県外にいる空き家なら、雪下ろしは町内会やシルバー人材センター、除雪業者に頼む手があります。宿は違います。予約が入っている日は、玄関の前に屋根の雪を落とさないようにし、お湯もきちんと出るようにしておく必要があります。だから雪下ろしは、運営の計画に最初から入れます。
年に何回必要かは、その年の雪と、家の立地で変わります。平野部で一度も下ろさずに済む年もあれば、山手で3回頼む年もあります。豪雪の年は依頼が集中して順番待ちになります。当社は工務店なので、屋根の雪にも当社が行きます。その費用は運営費と別に見込み、始める前に書面に書きます。
ご自身で下ろす場合は、一人では屋根に上がらないでください。2人以上で、命綱を付けて。雪国では毎年、屋根からの転落事故が起きています。
屋根に積もった雪は、暖かい日に一気に落ちます。落ちた雪は、軒先や雨樋、隣の敷地の塀やカーポートを壊します。落ちる方向は屋根の向きで決まっているので、隣の敷地に向いた屋根は、毎年同じ場所に落とします。
落雪が隣の敷地に向いている屋根は、放っておくと持ち主の賠償責任になります。賠償の仕組みは空き家が隣家に被害を与えたら誰の責任かにまとめています。だから当社は、落雪が隣の敷地に向く家、軒が傷んでいる家は、宿を始める前に、直すべきかを現地で見ます。
雪下ろしの回数を減らす方法もあります。瓦を軽い屋根材に葺き替え(屋根を全部新しくすること)ると、雪の重さに対する余裕が増え、同時に耐震(地震に強くすること)にも効きます。雪止めの配置を見直す、屋根の形と勾配を変える、融雪の設備を入れる、という選択肢もあります。
※ 建築工事費です。面積と屋根の形、足場の条件で変わります。
どの方法が向くかは、建物のつくりと隣の土地との関係で変わります。そのため、現地を見てから決めます。とくに融雪は、電気代が毎年かかります。初期費用だけで決めないほうがいい部分です。詳しくは屋根と雪のページに。
断熱(外の寒さや暑さを家に入れにくくすること)を先に固めるのも、冬のためです。当社が開業させた築90年の宿は、断熱を先に入れています。冬の北陸で営業するための前提条件で、寒い宿は冬に予約が入りません。
この宿では、断熱のほか、シャワールーム・トイレ・洗面台を各2か所新設し、2階の床・壁・天井と外壁にも手を入れました。工期4か月、建築工事費900万円です。工事の中身と写真は工事の実例01に、開業にかかる費用の全体は富山で民泊を始める費用にまとめています。
※ 当社の実例からの建築工事費の目安です。建物の状態と工事の範囲で変わります。
当社の運営費は、毎月決まった料金のない完全成果報酬(売上が出たときだけ払う手数料)です。宿泊の売上から、先に決めた手数料の割合をいただくので、冬の予約が少ない時期は、売上に合わせて下がります。売上のない月は、運営費の請求もありません。
ただし、寝具や消耗品、修理の材料など実際にかかった費用と、冬の雪下ろし・凍結対策の費用は別です。何が別かは、始める前に書面に書きます。手数料の割合の決め方は民泊運営の費用(手数料)に、引き受ける仕事の全体は富山の民泊運営代行にまとめています。
雪が来る前の10〜11月に、雨樋の掃除と雪囲いをして、水抜きの段取りを決めます。落雪が隣の敷地に向いていないか、軒が傷んでいないかは、宿を始める前に現地で見ます。雪下ろしと凍結対策は、運営の計画に最初から入れます。
止水栓を閉めるだけでは足りません。管の中に水が残っていれば、そこが凍って膨らみ、管や継手が割れます。止水栓を閉めたあと、家中の蛇口を開けて水を落とし、給湯器とトイレのタンクも空にする。ここまでが水抜きです。水を残すなら、むき出しの管と蛇口に保温材を巻き、冷え込みが予想される夜は蛇口から少し水を流しておきます。次の予約の日には、お湯が出るようにしておきます。
頼む場合は1回3〜8万円が目安です。年に何回必要かは、その年の雪と家の立地で変わります。当社が管理する宿では、雪下ろしと凍結対策の費用を運営費と別に見込み、始める前に書面に書きます。
落雪が隣の敷地に向いている屋根は、放っておくと持ち主の賠償責任になります。雪止めの配置を見直す、屋根の形と勾配を変える、といった方法で落ちる向きを変えられる場合があります。どれが向くかは、建物のつくりと隣の土地との関係で変わるので、現地を見てから決めます。
当社の運営費は、宿泊の売上から先に決めた手数料の割合をいただく形なので、冬の予約が少ない時期は売上に合わせて下がります。売上のない月は、運営費の請求もありません。ただし、寝具や消耗品、修理の材料など実際にかかった費用と、冬の雪下ろし・凍結対策の費用は別です。
宿の写真と場所だけで構いません。落雪の向き、軒、水回りを現地で見て、冬の費用を書面にします。運営は富山の民泊運営代行で引き受けます。
※ 費用はいずれも目安で、家の状態・立地・その年の雪で変わります。水道の凍結対策は、富山県と各市町村の水道の案内のほうが正しいとお考えください。
管理の範囲と費用、開業の費用、届出の段取り、屋根と雪をまとめています。