店舗・カフェ / 富山の古民家

古民家で、店をひらく。

土間と梁は、それだけで内装(壁紙や畳など、内側の仕上げ)になります。ただし用途変更(住宅を店や宿に変えるための法律上の手続き)、消防、保健所の条件は設計の前に潰しておく必要があります。順番からお話しします。

古民家でカフェや店をひらきたい、というご相談です。設計の前に潰しておくべきことが決まっているので、その順番からお話しします。物件が決まる前にご相談いただくほど、後戻りが減ります。

設計より先に、確かめること

  • 用途変更の要否。住宅から飲食店に変える場合、規模によっては建築基準法上の手続きが必要です
  • 消防。避難経路、誘導表示(非常口を示す案内の表示)、消火設備。天井を抜いて吹き抜けにすると条件が変わります
  • 保健所。厨房の区画、手洗い、シンクの数。図面の段階で協議しておきます
  • 上下水道と浄化槽(下水道のない所で汚水を処理する設備)。厨房を入れると排水の負担が変わります。郊外の物件で特に重要です
  • 駐車場。富山は車で来店する前提です。台数が用意できるかは売上に直結します
  • 接道と再建築のできるかどうか。将来の増改築や売却にも関わります

古民家が店に向く理由

工事前使われなくなり傷んだ店内(工事前)
店として再生桧の無垢材カウンターを中心に再生した焼き鳥店(工事後)

土間はそのまま客席や物販の場になりますし、太い梁と柱は内装工事なしで空間の主役になります。新築で同じ雰囲気を作ろうとすると、はるかに費用がかかります。一方で、断熱(外の寒さや暑さを家に入れにくくすること)と水回りは新品に置き換える前提で考えてください。お客様が長く滞在する場所なので、寒さは売上に直結します。

→ この事例の写真を見る(工事の実例04・焼き鳥店)

富山で店をひらくなら

  • 高岡の山町筋・金屋町。土蔵造りと格子の町並みで、すでに人が歩いています
  • 南砺の城端・井波。木彫と絹の町で、観光客の滞在時間が長い地域です
  • 岩瀬(富山市)。廻船問屋の町並みが残り、飲食と物販が集まりつつあります
  • 射水の内川沿い。間口が狭く奥に長い漁師町の家は、店舗への転用に向いています
  • 郊外の散村。目的地型の店であれば、屋敷林に囲まれた立地そのものが価値になります
  • 氷見や伏木の海沿い。港と町並みが近く、立地そのものが来店の理由になります

費用の目安

  • 内外装+断熱+水回り(30坪前後の店舗)800〜1,800万円
  • 厨房設備(別に)200〜600万円

いずれも建築工事費で、土地・建物の取得費(その家を買ったときの値段)、食器や家具などの備品や厨房機器の一部、開業に伴う諸費用は含みません。用途と規模で大きく変わるため、現地調査のうえでおおよその金額をお出しします。

よくある質問

物件を買う前に相談できますか。+−

むしろ買う前にご相談ください。用途変更や消防の条件を満たせない物件を買ってしまうと、取り返しがつきません。買う前の現地同行は無料です。

住まいと店を兼ねることはできますか。+−

できます。1階を店、2階を住まいという形が多く、その場合は動線(家の中で人が動く道すじ)と防火の区画を分けて設計します。用途が混ざっていると条件が変わるため、設計前に整理します。

開業までどれくらいかかりますか。+−

工事は規模によりますが2〜4か月が目安です。これに設計と、用途変更や保健所の協議の期間が加わります。オープン予定日から逆に数えてご相談ください。

商いの場に

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買う前の段階でご相談ください。条件を満たせるかどうかから確かめます。

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工事の実例と、費用の考え方。

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執筆:北陸ホームズ 中邑 龍正 更新

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