売るまえに読む / 屋根が落ちた・倒れそうな家

屋根が落ちた家、倒れそうな家。
「解体しかない」と決める前に、骨組みで見る3つのこと

小屋組と通し柱が生きていれば、屋根が落ちても直せます。直せなくても今のままの状態で買い取れます。今週やることから答えます。

豪雪の集落(南砺市・五箇山相倉)雪をかぶった山を背に、屋根まで雪に埋もれた民家があちこちにある南砺市五箇山相倉の集落
写真: そらみみ「View of Ainokura in a snowy day 3」(CC BY-SA 4.0)・トリミング
1 落ちた屋根の写真を送るだけで、直せるかの見当をお返ししますLINEで無料査定 2 9:00 - 17:00 / 17時以降は現場担当直通 お電話で相談する
昭和45年創業/富山市八尾町
宅建業+建設業免許と許可を両方持つ工務店
査定・調査 0円断っても費用はかかりません
富山・石川・飛騨県外の方の相談も可

まず今週やること。家の中には入らず、片づける前に写真を

屋根が落ちた家で最初にすることは、片づけでも解体の見積でもありません。入らないこと、外から見ること、写真を残すこと。この3つです。

屋根の一部が落ちた家は、残った部分がどこで支えられているのか、外からは分かりません。梁が一本抜けただけで、隣の梁に倍の重さがかかっていることもあります。ご自身で中に入って荷物を出そうとするのが、いちばん避けていただきたいことです。

1. 家の中に入らない。周囲に人が近づかないようにする玄関に張り紙をし、可能なら道路側にロープかコーンを置きます。町内会長さんや隣家には「業者に見てもらうまで近づかないでほしい」と伝えておきます。県外からで難しければ、当社が代わりに現地で行います。
2. 道路と隣地に面した側を先に確かめる落ちた屋根材や雪が、道路や隣の敷地にかかっていないか。電線や電話線に触れていないか。ここだけは急ぎます。かかっていれば、その部分の撤去だけを先に行う必要があります。裏山側や自分の敷地内に落ちた分は、急ぎません。
3. 片づける前に、写真を撮る水害復旧のページにも書いたとおり、復旧の前には順番があり、片づけの前に写真です。屋根全体を四方から、落ちた部分の真下、家の中に雪や水が入った跡。日付が分かる形で残します。保険の請求にも、罹災証明書の申請にも、当社の査定にも、この写真がそのまま使えます。
4. 火災保険の保険会社に連絡する空き家でも火災保険を続けている場合、雪による損害が補償の対象になっている契約があります。対象になるかどうかは契約の内容によるので、証券を確かめて保険会社に連絡してください。連絡は早いほどよく、片づけたあとでは損害の証明が難しくなります。
5. 市役所(町役場)の空き家担当に連絡する道路や隣地に危険が及んでいる場合は、こちらから先に連絡しておくほうが話が穏やかに進みます。通知が来るのを待つ形になると、対応を求められる側になります。雪害で罹災証明書が出るかどうかも、同じ窓口で聞けます。

隣家の物置や車に瓦や雪が落ちた場合、持ち主としてどこまで責任を負うのかは、空き家が隣家に被害を与えたら誰の責任かに書きました。本ページでは、家そのものをどうするかに絞ります。

屋根が落ちた家の3つのパターン。母屋の骨組みが生きていれば、直せる家は多い

1. 下屋・増築部だけが落ちた いちばん多いパターン 母屋の骨組みは無傷のことが多い → 落ちた部分を外して母屋を守る 直せる家 見る場所: 落ちた部分の真下の梁 2. 小屋組がたわんだ・一部が抜けた 梁がたわみ、屋根が内側に陥没 見るのは、その下の通し柱と大黒柱 → 柱がまっすぐなら、小屋組を 差し替えて直せる。現地で判断 見る場所: 通し柱・大黒柱 3. 柱が折れて、構造が崩れた 柱が折れる、土台から外れる、傾く 母屋の骨組みそのものが壊れている → 直すより解体 崩れたままでも買取の対象 見る場所: 土台と礎石 直せる家が多い 現地で判断 直すより解体(買取は可)
「屋根が落ちた」は3つに分かれます。1と2は母屋の骨組みが生きている家で、直せることが多い。見分けるのは、落ちた部分の真下の梁と通し柱です。3でも、崩れたままで買取の対象になります。

「屋根が落ちた」と一口に言っても、当社が現地で見てきた家は、おおむね3つのどれかです。どのパターンかで、直せるかどうかも、費用の桁も変わります。電話やLINEで最初に伺うのも、この見分けです。

1. 下屋や増築部だけが落ちたいちばん多いのがこれです。富山の農家住宅は、母屋のまわりに下屋(げや)と呼ばれる低い屋根が回り、台所や風呂、縁側、物置が増築されています。母屋の屋根から落ちた雪はこの低い屋根に集中して載るので、まず下屋が潰れます。母屋の骨組みは無傷のことが多く、落ちた部分を外して母屋を守れば、直せる家です。「軒が落ちていた」というご連絡の多くは、このパターンでした。
2. 母屋の小屋組がたわんだ、一部が抜けた小屋組(こやぐみ)は、屋根を支える梁と束と垂木の組み物です。長年の屋根雪で梁がたわみ、垂木が折れ、屋根の一部が内側に陥没した状態です。ここで見るのは、その下に立つ通し柱と大黒柱です。柱がまっすぐ立っていれば、傷んだ小屋組の材を差し替え、屋根を葺き替えて直せる可能性があります。柱まで傾いていれば、次のパターンに近づきます。
3. 柱が折れて、構造が崩れた柱が折れる、土台から外れる、家全体が一方向に大きく傾く。母屋の骨組みそのものが壊れている状態です。この場合、直す費用が新築に近づくので、当社も直すことはおすすめしません。ただし崩れたままでも買取の対象です。売主に先に解体していただく必要はなく、引き取ったあとの解体は当社で行います。

パターン1と2の違いは、外から見た派手さでは分かりません。下屋がごっそり落ちて住めないように見える家でも、母屋の骨組みは無事なことがあります。逆に、瓦が少しずれて見えるだけの家で、小屋裏(屋根と天井のあいだの空間)の梁が折れていたこともあります。判断は落ちた部分の真下の梁と通し柱で決めます。傷みの段階と値の付き方は傷んだ家の「直せる・直せない」の見分け方に書きました。

富山の家は、雪でこう壊れる。壊れるのは冬、気づくのは春

軒先に張り出した屋根雪(白川郷・合掌造り民家園)茅葺きの屋根に積もった雪が軒先から外へ張り出し、下屋の屋根にも雪が積み重なった民家(岐阜県白川村)
写真: そらみみ「Gassho-zukuri Minkaen Garden」(CC BY-SA 4.0)・トリミング

県外から富山の空き家を管理する年間カレンダーに書いたとおり、春になって「水が噴いていた」「軒が落ちていた」というご連絡をいただきます。壊れるのは冬、気づくのは春です。なぜ空き家だけが壊れるのか。人が住んでいる家と、何が違うのか。理由は4つあります。

屋根雪の偏り雪は屋根に均等には積もりません。風下側、谷になった部分、増築でできた段差の下に吹きだまり、片側だけに重さが集中します。傾いた家のページで、家が傾く4つの原因の一つに「屋根雪の荷重」を挙げました。瓦と土葺きの屋根はそれだけで数トンあり、そこに毎年偏った雪が載ると、長い年月のうちに柱が傾き、梁がたわみます。屋根が落ちる家は、落ちる前の何年かで、すでに歪んでいることがほとんどです。
軒先の雪庇(せっぴ)屋根の雪は、軒先から外に張り出して固まります。これが雪庇です。張り出した部分には支えがないので、重さがすべて軒先の垂木の先端にかかります。軒が垂れる、軒先だけが折れる、という壊れ方の原因です。人が住んでいれば雪庇を落としますが、無人の家では春まで育ち続けます。
下屋への落雪暖かい日に母屋の屋根から一気に落ちた雪は、下屋に集中します。母屋の屋根一面分の雪が、下屋の一部分に載る計算です。下屋は母屋より細い材で組まれているので、ここが先に潰れます。
無人の屋根は融けない人が住んでいる家は、暖房の熱で屋根の内側から雪が緩み、少しずつ落ちます。誰もいない家は屋根が冷え切っているので、雪は落ちずに積もり続け、下の層が氷に変わります。隣の家は無事で、空き家だけが潰れる理由の一つがこれです。

石川の家では、これに地震の傷みが重なります。2024年の地震で一部損壊のまま残る家は、ずれた瓦の隙間に雪解け水が入り、ひびの入った壁で屋根雪を受けます。石川県の買取に書いたとおり、当社は地震で傷んだ家も今のまま拝見し、直して残せるかを建設業者として決めています。

この壊れ方には、ひとつ救いがあります。雪は上から順に壊すということです。最初に下屋と軒先、次に小屋組、最後に柱。地震や水害と違って、土台と柱の根元は最後まで残ることが多い。だから屋根が落ちた家でも、骨組みで見れば直せる家が残ります。

直せる家と直せない家。当社が見る3つの場所

直す前の和室(当社事例)古民家を民泊施設へ。直す前の和室(工事前)
梁を見せて、次の使い手へ古民家を民泊として開業。梁を見せる階段室(工事後)

当社が古民家を直した事例です。天井を抜くと、こういう梁が現れます。屋根が落ちた家で見るのは、この梁と柱が生きているかどうかです。工期4か月、建築工事費900万円。→ この事例を詳しく見る

直せるかどうかを決めるのは、落ちた屋根材の量ではありません。小屋組の主要材、通し柱と大黒柱、土台と礎石の3か所です。この3か所が生きていれば、屋根は載せ直せます。

1. 小屋組の主要材 ─ 折れているか、腐っているか屋根を受ける太い梁(小屋梁)と、それを支える束です。細い垂木や野地板は消耗品で、折れていても差し替えます。見るのは太い材が折れているか、雨水で腐っているかです。たわんでいるだけで、折れも腐りもなければ、載っている重さを取れば戻ることがあります。落ちた部分の真下の梁を、木づちで叩いて音を聞きます。
2. 通し柱と大黒柱 ─ まっすぐ立っているか1階から2階まで一本で通る通し柱と、家の中心に立つ大黒柱です。ここが折れておらず、傾きも小さければ、小屋組を組み直せます。柱が傾いていても、原因が屋根雪の荷重だけなら、建て起こしという方法で戻せることがあります。傾いた家のページに書いた工事です。何本もの柱が折れていれば、パターン3です。
3. 土台と礎石 ─ 足元が沈んでいないか雪で壊れた家の足元は、残っていることが多い場所です。ただし屋根に穴が開いてから何年も経っていると、入った雨水で柱の根元と土台が腐っています。石場建ての家では、柱が礎石からずれていないかも見ます。根元だけの腐りなら、その部分を切って新しい材を継ぐ根継ぎで直せます。

写真で分かる範囲も、正直にお伝えします。屋根全体を四方から撮った写真と落ちた部分の真下を撮った写真の2枚があれば、パターン1か、2か、3かの見当はつきます。下屋だけが落ちているか、母屋の屋根の面が波打っているか、柱が傾いて見えるかは、写真で分かるからです。分からないのは、梁が腐っているか、床下が濡れているかです。ここは現地で叩き、のぞかないと決められません。写真の見当が、現地調査でどちらの方向にも変わることはあります。

雪で落ちた屋根は、雪が解けたあとの春の写真が役に立ちます。ただし春を待つ必要はありません。冬のうちに送っていただければ、雪の載り方から危ない場所の見当をつけて、応急処置が要るかどうかをお伝えします。

応急処置と部分解体という中間の道

茅をトタンで覆った小屋と下屋(南砺市利賀村)茅葺きの上をトタンで覆った合掌造りの小屋と、赤いトタン葺きの下屋。周囲に雪が残る(南砺市利賀村)
写真: tsuda「合掌造り (トタンかぶせ) 2006 (121258041)」(CC BY-SA 2.0)・トリミング

「直す」か「壊す」かの前に、もう一つ道があります。落ちた部分だけを外し、母屋を守るという中間の道です。パターン1の家で当社が最初に考えるのがこれで、建設業の許可(工事を請け負ってよいと県が認めたもの)を持つ当社が自社で工事します。

なぜ「外す」のか。潰れた下屋は、母屋の壁に寄りかかった状態です。そのまま次の冬を迎えると、下屋に載った雪の重さが母屋の壁と柱を横から押し、今度は母屋が傷みます。潰れた部分を取り除いて母屋の外壁を塞ぎ、雨水が回らないようにする。全部を直す工事ではなく、それ以上壊れないようにする工事です。

ここで、多くの方が最初に思いつくブルーシートについてお伝えしておきます。ブルーシートは雨には効きますが、雪には効きません。理由は三つあります。第一に、シートは重さを受け止められません。穴の上に張っても、雪が載ればシートごと穴の中に落ち込みます。第二に、シートの上で雪は滑りも融けもせず、張り付いたまま氷になって、かえって重くなります。第三に、風です。北陸の冬の風は、押さえの土のうごとシートをめくり、めくれたシートが電線や隣家にかかります。夏の雨漏りを止める応急処置としては有効ですが、冬を越すなら、落ちた部分を外すか、屋根の穴を板とルーフィングで塞ぐ工事が要ります。

当社が行う応急工事は、次のようなものです。落ちた下屋・軒先の撤去と、むき出しになった母屋の壁の養生(傷まないように覆って守ること)。小屋組で折れた材の仮受け(つっかえ)。屋根の穴の板張りと防水。道路や隣地にかかった屋根材と雪の撤去。屋根と雪のページに書いた、雪止めや落雪の向きを変える工事は、応急ではなく本工事のほうに入ります。

応急処置は、売るかどうかを決めていなくてもご依頼いただけます。ただし当社に売ると決めている場合は、応急処置も部分解体も先にしていただく必要はありません。今のまま買い取り、引き取ったあとの工事は当社が行います。先に応急処置にお金を払っても、その分を買取価格に足せるとは限りません。まず写真を送ってください。「売るなら応急処置は要らない」「持ち続けるなら必要」のどちらかを、当社から先にお伝えします。

直す・崩れたまま売る・壊す。三択の費用を、同じ物差しで並べる

1. 直して持つ 2. 崩れたまま売る 3. 壊して更地に お金を払う道 お金を受け取る道 お金を払う道 出ていく お金 かかる時間 残るもの 屋根の葺き替え 200〜450万円 耐震補強 250〜700万円 (足場と内部解体を共有) 応急処置は別 0円 工事も手数料も 応急・解体・片づけ不要 仲介手数料なし、査定0円 坪3〜5万円 延床40坪で約150〜200万円〜 蔵・屋敷林込みで300万円超も 設計を含めて半年〜1年 現地調査から最短2週間で引渡し 更地が売れるまで持ち続ける 家がご自身の財産として残る 住むにも貸すにも使える 引渡し後の契約不適合責任は免責 雪への対処も当社の責任 翌年から住宅用地特例が外れる 土地の税額が上がる 費用は建築工事費・解体費の目安。家ごとに変わります
三択を同じ物差しで。道2だけが「お金を受け取る道」で、道1と道3は「お金を払う道」です。手放すなら、壊す前に道2を確かめる順番が、いちばん損をしません。

屋根が落ちた家の出口は三つです。直して持つ、崩れたまま売る、壊して更地にする。この三つを同じ物差しで並べます。物差しは、出ていくお金、かかる時間、あとに残る責任の三つです。

1. 直して持つパターン1と2の家で選べる道です。費用の目安は、当社の実例から、屋根の葺き替え(瓦・雪対策)で200〜450万円、耐震補強で250〜700万円。傾いた家のページに書いたとおり、直す順番は傾き→構造→屋根→断熱→水回りで、傾きと構造と屋根は同じ足場と内部の解体を共有するので、まとめて行うほうが総額は抑えられます。設計を含めた期間は半年から1年。直したあとの家は、ご自身の財産として残り、住むにも貸すにも使えます。費用は建築工事費の目安で、家ごとに変わります。
2. 崩れたまま売る当社が買主になる直接買取です。応急処置も解体も片づけも不要で、家財が残ったまま、崩れた状態のまま引き取ります。仲介手数料はなく、査定と現地調査も0円。現地調査から最短2週間で引渡し、引渡し後の契約不適合責任は免責です。買取価格は仲介で売れた場合より低くなります。直す費用と、売れ残るおそれを、当社が引き受けるからです。ただし当社は解体を前提にしないので、直せる家なら買値から解体費を引きません。
3. 壊して更地にするパターン3の家で、土地を自分で持ち続けたい場合の道です。解体費用の相場にまとめたとおり、富山の木造住宅で坪3〜5万円、延床40坪で約150〜200万円から。蔵や納屋、屋敷林まで含めると総額300万円を超えることが珍しくありません。更地にすると翌年から固定資産税の住宅用地特例が外れ、土地の税額が上がります。更地が売れるまでの間、その土地はご自身で持ち続けることになります。

直して住むなら道1。手放したいなら、壊す前に道2を確かめる。買取のページに書いたとおり、残すか壊すかを先に決める必要はありません。直せない家であれば、そう正直にお伝えし、解体業者の紹介までいたします。

冬までの逆算。11月に相談すると、どうなるか

写真を送る 当日 現地調査 数日以内 金額のお伝え 1週間以内 契約・引渡し 現地調査から最短2週間 9月 10月 11月 12月 1〜2月 屋根雪・落雪・軒の破損 最短2週間 11月初めに写真 → 雪が来る前に引渡し 12月の相談 応急処置 → 引渡しは雪の中 道路側・隣地側の応急処置が先、本工事は春
11月初めに写真を送っていただければ、現地調査から最短2週間の引渡し(鍵を渡して、持ち主が替わること)は、平野部に本格的な雪が来る前に収まります。12月からのご相談は、道路側と隣地側の応急処置を先に行い、本格的な工事は春になります。

屋根が落ちた家のご相談が多いのは、雪が解けた春と、次の冬が近づく秋です。春に気づき、夏に兄弟で相談し、秋に「このまま冬を越せるのか」と検索して、11月にご連絡をいただく。11月からで間に合うのか、当社の手順を日数で並べます。

写真を送る ─ 当日屋根全体と、落ちた部分の真下。LINEで送っていただければ、パターンの見当と、応急処置が要るかどうかをお返しします。
現地調査 ─ 数日以内県外の方は立ち会い不要です。鍵をお預かりして当社が伺い、写真と動画でご報告します。家財が積まれていても、中に入れない状態でも、外周と小屋裏と床下で骨組みは見られます。
金額のお伝え ─ 1週間以内いくらで、なぜその額かを書面でお伝えします。直せる家なら「直す前提の値段」、直せない家なら「土地としての値段から解体費を引いた値段」と、根拠を分けて示します。お断りいただいても費用はかかりません。
契約と引渡し ─ 現地調査から最短2週間契約書は郵送でやり取りでき、相続登記がまだ済んでいない状態なら提携の司法書士をご紹介します。相続登記は引渡しまでに必要ですが、査定と契約の準備は登記前から進められます。

つまり、11月の初めに写真を送っていただければ、間に合います。平野部に本格的な雪が来る前に、引渡しができます。引渡しのあとの雪は、当社の責任で対処します。12月に入ってからのご相談でも受け付けますが、引渡しが雪の中になるので、先に道路側と隣地側だけの応急処置を当社で行い、本格的な工事は春に、という順番になります。

この冬だけ持ちこたえたい方は、雪下ろしと雪庇落としの頼み先が要ります。町内会、シルバー人材センター、業者の頼み方と水抜きの手順は県外から富山の空き家を管理する年間カレンダーにまとめました。屋根の一部が落ちた家の雪下ろしは危険が大きく、引き受けてもらえないことがあります。その場合も当社にご相談ください。

市役所から通知が来ている場合。命令の前なら売れる

この段階なら、売ることができる 売却のご相談は難しくなる 助言・指導 勧告 命令 行政代執行 市町村からの手紙 慌てなくてよい。放置はできない 住宅用地特例から外れる 従わなければ次へ 市町村が解体し、 費用は持ち主に請求 持ち主が変われば、その後の対応は当社が市町村と話します
通知には段階があります。助言・指導と勧告(市町村からの強い注意)の段階なら売ることができ、持ち主が変われば市町村との話は当社が引き受けます。命令に従わず行政代執行まで進むと、売却のご相談は難しくなります。

屋根が落ちた家には、市町村から手紙が来ることがあります。空家等対策の推進に関する特別措置法にもとづく助言・指導、それに続く勧告、さらに命令です。国土交通省は、特に危ない空き家(特定空家等)を決める目安を示しています。たとえば「建物が倒れるおそれがある」「屋根や外壁が落ちたり飛んだりするおそれがある」状態です(国土交通省 管理不全空家等及び特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針)。屋根が落ちた家は、まさにこの状態です。

通知が来ても慌てる必要はありませんが、放置はできません。勧告を受けると、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(家が建っている土地の固定資産税を安くする仕組み)の対象から外れます。命令に従わなければ、市町村が代わりに解体することがあります(行政代執行)。その費用は、あとで持ち主に請求されます。この段階まで進むと、売却のご相談は難しくなります。

逆に言えば、助言・指導や勧告の段階なら、売ることができます。市町村からの指導などは、家の持ち主に向けて出されます。当社が家を買えば、持ち主は当社に変わります。そのあとの市町村とのやりとりは、当社が引き受けます。通知に対して先に修理や解体をしていただく必要もありません。通知が来た段階での市町村とのやり取りの進め方、通知の種類ごとに何が起きるかは、市役所から空き家の通知が届いたらに書きました。通知の手紙の写真を、家の写真と一緒に送っていただければ、段階に応じた進め方をお伝えします。

よくある質問

他社で「解体しかない」と言われました。それでも見てもらえますか。+−

はい。解体の見積は延床面積(各階の床面積の合計)と構造(柱や梁など、家を支える部分)で決まり、骨組みが生きているかどうかは見ていません。当社は建設業者として、落ちた部分の真下の梁、通し柱と大黒柱、土台と礎石(柱の下に据えた石)の3か所を見て決めます。下屋だけが落ちた家や、小屋組の一部がたわんだだけの家は、直せることが多い家です。査定(いくらで買い取れるか値段を出すこと)と現地調査は無料です。

半分崩れていても、引き取ってもらえますか。+−

今のまま拝見して決めます。母屋の骨組みが壊れていて直せない家でも、土地としての値段から解体費を引いた形で買い取れる場合があります。売主に先に解体や応急処置をしていただく必要はなく、引き取ったあとの工事は当社が行います。

崩れた蔵が母屋に寄りかかっています。母屋ごと買い取れますか。+−

母屋と蔵は分けて見ます。蔵は壁が厚く、屋根さえ持てば残せることが多い建物です。母屋に寄りかかっている場合は、次の冬に母屋の壁を押すので、寄りかかった部分を外す応急工事を先に考えます。危険な納屋や車庫は当社が引き取ったあとに解体するので、売主に先に壊していただくことはありません。蔵の見分け方は崩れかけた蔵・納屋のページに書きました。

雪で屋根が落ちた場合、罹災証明書は出ますか。+−

罹災証明書は市町村が発行するもので、内閣府の「災害に係る住家の被害認定」の基準にもとづいて被害の程度が判定されます。雪害も災害として扱われることがありますが、対象と手続きは市町村ごとに運用が異なるので、家がある市町村の窓口にお問い合わせください。申請には被害の写真が要るので、片づける前に撮っておいてください。

空き家の火災保険は、雪で落ちた屋根に使えますか。+−

契約の内容によります。火災保険には雪や風による損害を補償する契約があり、空き家でも保険を続けていれば対象になることがあります。証券を確かめ、片づける前に保険会社に連絡してください。保険金のあるかないかにかかわらず、当社の査定と買取は進められます。

売るかどうか決めていません。この冬を越すための応急処置だけ頼めますか。+−

はい。落ちた下屋や軒先の撤去、母屋の壁の養生、折れた小屋組の仮受け、屋根の穴の板張りと防水は、当社が自社で工事します。ブルーシートは雪の重さを受け止められず、風でめくれるので、冬を越す手段にはなりません。写真を送っていただければ、応急処置の要否と範囲を先にお伝えします。

11月に相談して、雪が来る前に間に合いますか。+−

現地調査から最短2週間で引渡しなので、11月の初めに写真を送っていただければ、平野部に本格的な雪が来る前の引渡しは十分に可能です。県外の方は立ち会い不要で、契約書は郵送でやり取りできます。引渡し後の雪は当社の責任で対処します。12月以降は、道路側と隣地側の応急処置を先に行い、本格的な工事は春に、という順番になります。

→ 買取・リノベーションの全49問を見る

本ページは一般的な考え方の解説です。直せるかどうかは母屋の骨組みの状態で変わり、最終的には現地で拝見して決めます。費用は当社の実例と目安で、家ごとに変わります。罹災証明書(家の被害の程度を市町村が証明する書類)や空家法(空き家への対策を決めた法律)の扱いは市町村ごとに運用が異なるので、お住まいの家がある市町村の窓口でお確かめください。

壊すと決める前に、落ちた屋根の写真を。

屋根全体と、落ちた部分の真下。その2枚で、直せる家かどうかの見当をお伝えします。応急処置も解体も、先にしていただく必要はありません。査定は無料で、断っても費用はかかりません。

LINEで写真を送る 入力欄で相談する
お電話でも 9:00 - 17:00 17時以降は現場担当直通へ

傷んだ家を、もう少し詳しく。

傾き、屋根と雪、解体費、冬の管理。屋根が落ちた家のまわりにある話を、それぞれのページに分けて書いています。

傷んだ家の「直せる・直せない」の見分け方 → 傾いた家・古民家は直せるか → 屋根と雪 ─ 葺き替えと雪対策 → 解体費用の相場と、壊す前に → 県外から富山の空き家を管理する年間カレンダー →

執筆:北陸ホームズ 中邑 龍正 更新

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